囲碁の定石や手筋の紹介です.
これらは棋力をあげるためには不可欠なものです.
できるだけたくさんの定石を覚えましょう.
定石はたいてい,両者ほぼ互角の別れとなるものですが,
使い方を誤るといい結果が得られません.
注意してください.
実戦を積んで,使い方を覚えてください.
ここにある変化がすべてではありません.
ここにある定石形と同じような形でも,
途中で変化することはよくあります.
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星へのかかりとしては,この形のように小ゲイマにかかるのが最も標準的な形. 一間に跳んで受けてから,すべる変化. 白3にすべった後に黒4の三々にこすめば,白5の二間開きはほぼ絶対.
星にケイマにかかった時,ケイマに受ける形. 白3にすべった後に黒4の三々にこすめば,白5の二間開きはほぼ絶対なのは同じ. 少々凝り形だが,黒は先手を取れる.
星にケイマにかかった時,一間にはさむ形. はさみに対し,白3の三々に飛び込み,黒4にさえぎると,このような形になる. 最後に黒は,黒12のケイマに跳ぶとか,白1の一子を押さえるとか,手を抜く,という選択肢がある. 状況により使い分ける. 固くいくなら,白1の一子を押さえておくのがよい. ただし,凝り形.
星にケイマにかかった時,一間にはさむ形. はさみに対し,白3の三々に飛び込み,黒4に押さえる. 白5のあとの黒6は絶対で,白6にふくらまれると,白好形となる この後の変化は多いが,白が単に7に下がった場合,黒8のケイマに跳んで一段落となる.
星にケイマにかかった時,一間にはさむ. はさみに対し,白3の三々に飛び込み,黒4に押さえこむ. 白が7に頭を出してきたら,このような変化となる. 黒10の切り込みを12にすると,白が好形となる.
星にケイマにかかった時,一間にはさむ. はさみに対し,白3の三々に飛び込み,黒4に押さえこむ. 白が7に下がったら,黒は8に押さえ込む.
星にケイマにかかった時,一間にはさむ. はさみに対し,白は一間に飛び出す. 黒の実利と,白の厚みの分かれとなる.
星にケイマにかかった時,一間にはさむ. はさみに対し,白は星に両がかりする. 黒がはさんだ石の反対の1子につけのびした後,三々に飛び込む.
星にケイマにかかった時,一間にはさむ. はさみに対し,白は星に両がかりする. 黒がはさんだ石につけた後,白は三々に飛び込むのが無難.
星にケイマにかかった時,一間にはさむ. はさみに対し,白は星に両がかりする. 黒がこすみ出すのは簡明策で,白は三々に飛び込むくらいのもの. その後,黒のかけは厳しい手で,白の出切りにより戦いとなることもある.
星にケイマにかかった時,一間につける.
白がはねて,黒が伸びる.
つけてから伸びるので,「つけのび」定石という.
比較的簡単なわかれであるが,しっかりした形である.
星にケイマにかかった時,一間につける.
白がはねて,黒がおさえる.
つけてからおさえるので,「つけおさえ」定石という.
地に辛い打ち方.
小目に一間に高くかかり,つけひきに対して固くつぐ形. たいてい二立三析の形になって落ち着くことになる.
小目に一間に高くかかり,つけひきに対してかけつぐ形. 少々地に甘いが,広く大きく構えることができる.
小目に一間に高くかかり,上つける(中央側につける)形. 中央志向の手ではあるが,手順のように隅に転じて地を確保することも可能.
小目に一間に高くかかり,上つける(中央側につける)形. 白のかけつぎの後,中央寄りに二段ばねして,さらに中央志向となる形.